ハレルヤぼうすけ

自閉症スペクトラムの子との日々の取り組みについて綴っています。

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丁寧に書く力がついた学研教室

学研教室の年中11級、年長10級の問題を実際に通信で取り組んだ感想をレビューしています。


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教材

◉ もじ・かず・ちえプリント

各級ごとにAとB、発展と別れておりA1〜6、B1〜6で各30ページ程あります。さらに進むと年長からは発展問題があります。

※年長からは、英語も受講可能です。英語のみタブレットとプリント両方使用します。

 

価格

こくご、さんすう2教科

※年長からは英語もプラス料金で受講可能。

8500円〜

 

メリット

  • カラープリントで子供の興味をひく動物などが書いてあり、わかりやすい。
  • ハサミを使った課題や数の迷路、色をぬる問題など楽しんで取り組める。
  • 比較的やさしめなので、子供が嫌がることなく無理なく取り組める。
  • 基礎から発展問題まであるため、学年相当の知識の定着ができる。
  • 価格面でも公文は、一教科週2で7千円くらいするので、もじ、かず、ちえで8千円の学研の方が安い。
  • 年長からプラス料金ですが、英語もつけることができる。
  • 知識の定着のため、一度解けた問題でも最低2回繰り返すので力がつく。
  • 年中では直線や曲線の書き方、塗り方や手先の使い方を重視し、変な癖がつかないように、丁寧に書くことを重視してみてくれる。とにかく塗って答える問題が多く、かなり筆圧がつきます。
  • はみ出さずに書くことや、とめ、はね、はらいなど細かく添削してもらえる。
  • 助教材があり、迷路やパズル、お金の問題など楽しんで取り組める。
  • 通信では、無理のない量を月2回送付してくれる。
  • 通信では、毎回先生へ手紙を書くことになるので、自然と書く力がつく。

 

デメリット

  • 学年相当の内容を深く理解して定着させることを重視してるため、先生によるかと思いますが、公文のような過剰な先取りはしないようです。
  • 年中の11級は、書くより読むを重視しているので、文字をかけて足し算まで理解している子にはとても簡単です。
  • 基本は1日2枚なので、物足りなく感じます。先生と交渉次第で増やすことは可能です。
  • 年長の英語を年中で先取りしたかったのですが、英語のみ先取りできないようでした。

 

感想

学研をやっての一番の感想は、とにかく基礎をしっかり定着させることを重視してると感じました。

ひらがなや簡単な計算は一通りできる息子ですが、字や線がとても雑で困っており、先生に相談したところ、問題がやさしいからといって先に進むのではなく、年中であれば、線の書き方から、文字や数字の書き方など、今丁寧にやらないと後からの修正が難しいとのこと。確かに学研の問題は、11級での難易度は高くないですが、とにかく塗って答える問題が多く勉強しながら筆圧が自然と身に付き、丁寧に書いたり塗ったりできるようになります。

また、学研の問題は公文のように、同じような計算問題をひたすら繰り返すわけではないので、楽しんで取り組めていました。

学研教室は、先生次第のところがありますが、基礎の定着をさせるには、とてもおすすめです。学研の通信は、他の通信教育と比較すると費用的には高いですが、その子のペースで学習を進められ、市販問題やその他通信のように早く終わってしまい、取り組む問題がなくなることがありません。担当の先生が苦手な箇所は繰り返し問題に取り組ませてくれるので、費用さえ気にしなければ、おすすめです。

ただし極端な先取りを、推奨していないようなので、中学受験等で先取りしたい方にはおすすめしません。

 

内容

かず

年中では、同じ数を探すことからはじまり、数を数えるを中心とした内容です。後半のBの問題では、数の合成分解の問題がありますが、計算式はでてきません。
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ちえ

順序の問題や同じ形を探す問題、めいろや図形など様々な問題に取り組めます。
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もじ

間違った文字を探すなど、年中では書くより読みを重視しています。後半のBでは、運筆から始まり、ひらがなのなぞり書きまで取り組みます。

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教材比較

学研と公文の比較

公文の同じ年中の3Aプリントと学研の11級を比較すると、学研の11級もじは、書くより読みを重視しており、後半になってやっとひらがなのなぞり書きが出てきます。対して公文の3Aは、最終的に簡単な読解問題までやることにやるので、難易度は断然公文です。丁寧な書きとりの基礎ができているのであれば、公文の国語がおすすめですが、まずは文字を丁寧に書くことを重視したいのであれば、学研では、とめ・はね・はらいを細かく見てくれるのでおすすめです。

 

算数についても学研では、年中では数を分けるなど簡単な問題ですが、公文の3Aでは、120までの数の書きと、2桁+3までの計算をするので、難易度は公文の方が上です。ただし公文はちえや図形の問題がありません。この点で、学研は多くのちえの問題に取り組めるので、計算だけでなく隔たりなく知識を習得したい場合は、学研が良いと思います。また、公文は1教科1日10枚を目標に取り組むので、年中さんでは少し辛いかもしれません。

 

学研と七田プリントの比較

七田プリントは、もじ、かず、ちえのセットで、毎日3枚ずつ取り組みます。年中頃対象のプリントBでは、反復して毎日文字を書かせるので文字を書く力がつきます。学研の11級終わりでは、ひらがなのなぞり書きまでしかできるようになりませんが、七田のプリントBでは、空白に文字を書けるようになります。またかずも10までのたし算を目標にしているので、年中での最終的な進度としては、学研より七田プリントBをおすすめしますが、学研のように添削はないため文字の書き方のチェックは、親がやってあげる必要があります。

 

学研とポピーの比較

学研11級と年中向けのあかどりのポピーは、難易度(最終的進度として)は、あまり変わらないような印象です。取り組む量は、圧倒的に学研が多いですが、きちんと繰り返し取り組めるなら安いポピーが良いかもしれません。ただポピーは、シール課題も多く、コピーして何回も使えるわけではないため、何かしらの文字を書くワークも組み合わせるのが良いかもしれません。

 

学研とちゃれんじの比較

もじ、かずについての進度については、ちゃれんじすてっぷも学研の11級もあまり大差はないですが、ちゃれんじではカタカナの読みが入ってきて、カタカナカルタやDVDの映像で楽しく学べます。ちゃれんじの良さは付録とDVDなので、キャラクターありじゃないとワークはやりたくない子には、楽しく学習できるちゃれんじが良いかと思います。

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